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日本口腔インプラント学会に参加してきました。
2024年1月24日
先週末、別府で日本口腔インプラント学会九州支部学術大会が開催されました。
土曜日の午前診療後、車で別府まで移動し、参加してきました。
佐賀大学口腔外科教授の山下先生の教育講座を拝聴してきました。
演題は「インプラント治療における医療安全と感染対策」でした。
内容はインプラント治療を行う上で根幹の部分で勉強になりました。
学会のテーマとしては、デジタルの発展と未来でした。
当院のインプラント治療は、まず口腔内スキャナーとCTを用いて術前にシュミレーションを行います。
得られた術前のシュミレーションどおりに正確にインプラントを埋入するために
サージカルガイドという手術用マウスピースを用いています。
つまりフリーハンドで勘に頼った手術することはほとんどありません。
さらにインプラントの上部構造(かぶせもの)を作る時も口腔内スキャナを用いて、
デジタルの型どりをしたデータを技工所に送信すると、技工所でデータ受信して作成され、当院に納品されます。
従来の粘土(印象材)での歯型どりを使う機会がインプラント治療ではほとんどない状況になりました。
それだけ当院でのインプラント治療は、デジタルの発展の恩恵を受けております。
デジタルなしでも歯科治療はできますが、デジタルを取り入れることで安全性や治療精度が向上します。
スマートフォンやタブレットが身近にある時代に、歯科も遅ればせながらデジタルの時代になっております。
今後も学会参加で偏りのない正しい情報を学んでいきたいと思います。
福岡県柳川市 石井歯科医院