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チョイス 歯科最新情報②
2020年2月16日
先日放送された「チョイス@病気になったとき歯科最新情報」ですが、根管治療が大きく取り上げてありました。いくつかの補足を行っていきます。
番組で取り上げられた根管長測定器は根管治療を行う上でなくてはならない器械です。根管長測定器は口腔粘膜と根管内に挿入した測定電極の先端との間のインピーダンス値を測定することにより根の長さを計測します。根の長さを正確に診断することで、根管内を拡大清掃をする基準となります。
ラバーダムとは、ゴムのシートで治療する歯のみを隔離し、唾液や浸出液などの細菌が入らなくし、消毒液や器具の誤飲などを防ぐために使用します。神経の治療(麻酔抜髄)の成功率が日本で50%でアメリカで90%と報告があるのは、ラバーダム使用の違いではないかとされています。日本の歯科医の技術は世界でもトップレベルですが、根管治療の感染防止対策では諸外国に後れています。
当院では保険治療でも原則、ラバーダム防湿を行って根管治療を行っております。
福岡県 柳川市 石井歯科医院