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根管治療は歯科治療の土台です
2020年6月11日
どんなに質の良いかぶせもの(クラウン)を装着しようとも
質の悪い根管治療を行っているとすべてが台無しとなります。
一方で、どんなに質の良い根管治療を行ったとしても
質の悪いかぶせもの(クラウン)を装着してもすべてが台無しになります。
根管治療の失敗の原因は、無菌的な処置が守られていないことにあります。
歯の神経をとった根管内は免疫が働かないので、
無菌的な処置が行われていない根管治療は細菌感染をひろげているだけなのです。
同じ歯の2回目の根管治療は、すでに細菌感染しており、条件は不利な火消し作業になります。
根管治療の目的は根管内の細菌を可及的に除去・減少することにあります。
そのうえで、根管内に緊密に根管充填剤をつめ、接着性の支台築造をおこなうことが肝要です。
CASE
左上第2大臼歯の自発痛を主訴に来院
レントゲン所見で、大きなむし歯が歯髄に達している
急性化膿性歯髄炎の診断のもと、局所麻酔下で麻酔抜髄処置(根管治療)を行う
福岡県柳川市 石井歯科医院